ベトナム語を学習されている皆さんの中には、地域や職場でベトナム人と接する機会がある方も多いのではないでしょうか。
特に日本で子どもを育てながら暮らすベトナム人ファミリーが増えていますが、彼らが直面しやすいのが「幼稚園や保育園、学校でのコミュニケーションの壁」です。
園からの連絡事項や行事の準備など、ただでさえ独特な表現が多い日本の園生活。
日本語にまだ慣れていないベトナム人の親御さんが、手続きや日々の送り迎えで困っている場面に遭遇したことはありませんか?
「何か力になってあげたい」「困っているときにさりげなく手助けしたい」と思っても、いざとなると育児や園生活に関する専門的なベトナム語がパッと出てこず、どうサポートすればいいか悩んでしまうこともありますよね。
お互いに伝えたい気持ちはあるのに、言葉が追いつかないもどかしさは、学習者にとっても共通の悩みです。
そこで今回は、難しい専門用語がわからなくても、お互いに指をさすだけで完璧に意思疎通ができる強力なツールをご紹介します。
これを知っておくだけで、ベトナム人の親御さんへの支援がぐっとスムーズになり、お互いのストレスを大幅に減らすことができます。
自治体の「ゆびさしシート」を活用すれば、専門知識ゼロでもサポートできる!
日本の複雑な園生活の仕組みをベトナム語でイチから説明するのは至難の業です。
しかし、各自治体や団体が発行している「ゆびさしコミュニケーションシート」を活用すれば、言葉の壁をまたたく間に乗り越えることができます。
【理由】イラストと対訳がセットだから、直感的に伝わる
なぜこのツールがおすすめなのかというと、「日本語・ベトナム語の対訳」と「分かりやすいイラスト」がセットで配置されているからです。
- 翻訳アプリが不要: スマホで文字を入力する手間がなく、お互いにシートを見ながら該当するイラストを指さすだけで用件が伝わります。
- 正確なニュアンスの共有: 「持ち物」「体調不良」「行事」など、園生活特有の細かいニュアンスが最初から正しく翻訳されているため、誤解が生まれません。
【具体例】神戸市の「ゆびさしコミュニケーションシート」が秀逸!
就学前のお子さんを持つベトナム人ファミリーをサポートする上で、ぜひ参考にしてほしい実践的な資料があります。
それが、神戸市こども家庭局が公開している「ゆびさしコミュニケーションシート」です。
幼稚園関連の手続きや日々のやり取りに必要な言葉が、指差し方式で網羅されています。 🔗神戸市:ゆびさしコミュニケーションシート(外部サイト)
このシートがあれば、「明日の持ち物」「体温」「お迎えの時間」といった、毎日の送り迎えで必ず使うフレーズが網羅されているため、ベトナム語の高度な語彙力がない状態でも、すぐに的確な手助けをしてあげることが可能です。
まとめ
日本で暮らすベトナム人ファミリーにとって、子育てや園生活に関する日本語の壁は非常に高いものです。
しかし、今回ご紹介した神戸市のツールのような「ゆびさしコミュニケーションシート」をあらかじめスマホに保存しておいたり、印刷して持っておくことで、いつでもスマートに手を差し伸べることができるようになります。
こうした自治体や支援団体が作成している有益な資料は、実は神戸市以外にもたくさん公開されています。
当ブログでは、今後もベトナム語学習や日々の交流に役立つ実践的なツールや自治体の資料をいろいろ紹介していきます。
日本に暮らすベトナム人との心の距離を縮める一助となる情報を発信していきますので、ぜひ今後もお見逃しなく!