国際結婚をされている方、あるいはベトナム語を学習中の方なら、一度はこう考えたことはありませんか?
「パートナーとの日常会話って、一体何語で話すのが正解なんだろう?」
せっかくベトナム語を勉強しているからには、家でもベトナム語を使うべき?
それとも日本に住んでいるから日本語?
お互いの語学レベルが違うと、どうしてもどちらかの言語に偏ってしまい、結局言いたいことが伝わらずにモヤモヤする……。
そんな経験、きっとありますよね。
いつもはベトナム語学習のヒントを発信している私、石川ですが、本日は少し趣向を変えて「我が家のリアルな言語生活」を公開します。
結論から言うと、我が家がたどり着いたスタイルは「お互いが母語で喋る」という、一見すると少しシュールな形です。
この記事を読むことで、夫婦のコミュニケーションには「完璧な一言語」を目指す以外の選択肢があることを知っていただけるはずです。
1. 我が家の日常:ベトナム語と日本語が飛び交う食卓
私は現在、ベトナム人の妻と国際結婚をしていますが、先ほど交わしたばかりのリアルな会話を再現してみます。
妻:明日の朝何食べる?米炊く?オートミール?
私:米炊くの面倒だし、オートミールでいいよ。
妻:わかった。また牛乳とプロテイン?
私:うん。
とまあこのように、他愛もない会話ですが、実はお互いが「自分の母語」で話し続けています。
つまり、妻はベトナム語、私は日本語。これだけで、特に支障なく会話が成立してしまっているのです。
2. なぜ「異言語」で会話が成立するのか?
なぜこんなシュールな状況が成り立っているのか。
その理由は、「お互い、相手の言語のヒアリング(聞き取り)に問題がないから」です。
- アウトプット:一番楽な母語で行う(ストレスゼロ)
- インプット:相手の言語をそのまま理解する(変換の手間なし)
傍から見れば不思議な光景かもしれませんが、これが私たちにとって最もエネルギーを使わず、スムーズに意思疎通ができる形でした。
3. 喧嘩の時こそ「母語」が防波堤になる?
この「母語スタイル」が最も白熱するのは、夫婦喧嘩の時です。
お互いに感情が高ぶると、言葉はさらに加速し、妻はベトナム語で、私は日本語でエキサイトしながら言い合います。
第三者が見れば、まさにカオスな状況でしょう。
しかし、ここに思わぬメリット(?)があります。
お互いに相手の言葉を100%完全に理解しているわけではないため、もし同国人同士であれば決定的な破局を招くようなキツい言葉を吐いてしまっても、そのニュアンスが100%伝わりきらないのです(笑)。
結果として、致命傷を避けつつ感情を出し切れる。
語学の壁が、図らずも「関係を修復不能にしないための緩衝材」として機能している側面もあります。
まとめ:言葉の形より、伝わる形
今回は息抜きとして、我が家の言語事情をご紹介しました。
日越国際家庭の方も、「ベトナム語を完璧に話さなきゃ」と気負いすぎる必要はありません。
大切なのは、お互いが一番心地よい形で意思疎通をすること。
我が家のように「聞くのは外国語、話すのは日本語」という変則的なスタイルも、一つの完成形だと思っています。
国際結婚をされている同志の皆さんは、パートナーや外国人の友人と何語でコミュニケーションをとっていますか?
ぜひ、自分たちだけの「心地よい言語のバランス」を見つけてみてください。
ちなみに、記事冒頭写真の美男美女は我々ではありません。AIに作ってもらったイメージ画像なので、あしからず^^。