2026年4月から変わる!知らせておきたい自転車のルール

この記事を読んでくださっている方の中には、同じ職場でベトナム人技能実習生と一緒に働いていたり、ベトナム人留学生の友人がいたり、ベトナムの方々と何かしらのつながりがある方が多いのではないでしょうか。

そんな皆さんへ、ぜひベトナム人の同僚や友人に伝えてほしいことがあります。
それは、2026年4月1日から「自転車の青切符制度」が始まるということです。
この制度は、日本の交通ルールに慣れていないベトナム人にとって(実際にはベトナム人に限らず、ですが…)、特に注意が必要なものです。

なぜこの制度が重要なのか?

ベトナムでは、自転車に乗る際のルールは日本ほど厳しくなく、多くの人が自由に自転車を利用しています。
細い路地を走り抜けたり、逆走したり、時には歩道を走ったり…。
それがベトナムでの日常であり、その土地の実情に合った乗り方だと思います。
ベトナムで暮らす者として、そのことについてとやかく言う気は全くありません。

しかし、日本は交通ルールが厳格に定められています。
日本でベトナムと同じ感覚で自転車に乗ってしまうと、思わぬトラブルに巻き込まれたり、金銭的な損失を被ったりする可能性があります。

2026年4月1日から始まる「自転車の青切符制度」は、悪質な交通違反をした自転車利用者に対して、警察官がその場で反則金の納付を命じることができるというものです。
これまでは、自転車の違反行為に対しては、警察官による口頭注意で終わることがほとんどでした。
しかし、来年4月からはより手軽に、違反者に対して金銭的負担を課すことができるようになります。

どんな違反が対象になるのか?

「青切符」の対象となるのは、主に以下のような違反です。

  • 信号無視
  • 一時不停止
  • 逆走(通行区分違反)
  • 酒酔い運転
  • 携帯電話を使いながらの運転(ながら運転)

これらの違反は、今後日本では非常に厳しく取り締まられます。
特に、見通しの悪い交差点での一時不停止や、自転車専用レーンではない車道での逆走は、自動車や歩行者との事故を引き起こす可能性があり、大変危険です。

ベトナム人の同僚や友人に伝えてほしいこと

日本の交通ルールは、ベトナムとは大きく異なります。
安全のため、そして余計なトラブルを避けるために、以下の点をぜひ伝えてあげてください。

  • 信号は必ず守る(特に黄色信号に注意!)
  • 一時停止の標識がある場所では、必ず一度止まる
  • 基本的に左側通行を守る
  • 自転車に乗るときはスマホを使わない
  • 飲酒運転は絶対にしない

これらのルールを守るだけで、事故のリスクはぐっと減り、青切符を切られる心配もなくなりますし、何より自分自身や周りの人の安全に繋がります。

ベトナム語のSNS界隈でもけっこう話題になることがあり、恐らく日本で暮らすベトナム人の皆さんの多くも、すでに青切符制度のことは知っているかとは思います。
しかし、伝わっていない場合も考えて、ぜひこの新しい制度について教えてあげてください。
というか、ぜひ会話のきっかけとして活用してしいましょう。
上記の注意点をGoogle 翻訳にかけて、それを練習。
「ねえねえ、知ってる?」とベトナム語で、日本の交通ルールの変更点を伝えてみてください。
そういった行為の積み重ねが、お互いを尊重し、より良い共生社会を築く第一歩になると信じています。

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