私の脳筋ベトナム語学習法

「どうやってベトナム語を学んだのですか?」と聞かれることがあります。
私のやり方はかなり特殊で、「誰でもすぐにできる」ものではありませんが、ご参考までに紹介させていただきます。

私がベトナムに渡ったのは、プロフィール欄にも書いている通り、日本語教師としてホーチミン市に赴任したのがきっかけです。
その後、数年を経て独立を決意した(というか、様々な理由でせざるを得なくなった)私は、「さくら日本語学校」や「ドンユー日本語学校」といった老舗に負けない特色を出さなければならない、という課題に直面しました。

そこで私が考えた戦略が、「ベトナム語ができる日本人教師がいる学校」という超希少性を前面に出すことでした。
そのために取った方法が、極めてシンプル、かつ脳筋力技です。

まず、日本語教材『みんなの日本語』を、ベトナム人スタッフの協力を得て、語彙・文法解説・例文に至るまで、すべてベトナム語に訳しました。
そのベトナム語訳を、私はひたすら丸暗記したのです。
こうして、「少なくとも授業の中では、ベトナム語で質問に答えられる」状態を作り出しました。

ありがたいことに、日本語教材というのは、基礎の基礎から中級の入り口まで、実によく整理された構成になっています。
言語学習教材としての完成度が高いため、これをそっくりベトナム語訳して覚えることは、私の語学力向上に大きな効果をもたらしました。

さらに私は、『みんなの日本語』の音声CDを使って、ユニークな練習法も取り入れました。
教材CDから流れる日本語のセンテンスを聞き、それをリアルタイムでベトナム語に逐次通訳するという、自称「なんちゃって通訳」トレーニングです。
逐次通訳とはいえ、一旦ベトナム語訳を丸暗記している文章ですから、ハードルはそれほど高くはありません。
この方法が、会話力を飛躍的に高めるのに役立ちました。

書店に行って最初歩レベルの「外国人用の日本語教材」を書い、それをGoogle翻訳して暗記し、日本語→ベトナム語口語訳の練習を繰り返していく…。
書店で売っているどのベトナム語教材よりも、実は効果的な学習法なのではないかと、本気で思っています。

このように、私のベトナム語学習法は、職業と環境に強く支えられたものですが、現在は「日本語ファーストVN語講座」の土台にもなっています。
気になった方は、ぜひトライしてみてください。

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