なぜベトナム語は聞き取れないのか?リスニングの壁を壊す「予測力」の鍛え方

「昨日の夕方にスーパーへ……」

日本語でこう言われたら、皆さんは無意識に「何かを買いに行ったんだな」「特売でもあったのかな」と、その先の展開を予想しませんか?
実は、私たちが母国語をスムーズに聞き取れるのは、一語一句を完璧に拾っているからではありません。
頭の中にある膨大な「文脈(コンテキスト)」のストックから、無意識に内容を予測する「能動的なリスニング」ができているからです。

「受動的リスニング」の罠

一方で、ベトナム語の学習においてはどうでしょうか。
多くの方が、聞こえてくる音をその場で必死に追いかけ、一つひとつの単語を脳内で日本語に変換する「受動的なリスニング」に陥っています。

ベトナム語は声調や発音が複雑なため、少しでも音を聞き逃すと「今の何だろう?」と脳がフリーズしてしまい、文脈が途切れてしまいます。
この「予測が働かない状態」こそが、リスニングを難しく感じさせている正体なのです。

リスニング力を劇的に変える「文脈のインプット」

この壁を突破するためには、単語の暗記だけでなく、ベトナム語特有の「文脈のパターン」を頭に叩き込む必要があります。

  • どんな場面で、どんな言い回しが使われるのか?
  • この動詞のあとには、どんな目的語が来やすいのか?

こうした「予測の材料」を増やすために有効なのが、以前もご紹介した「AIを活用した多読・多聴」です。

AI(ChatGPTなど)を使えば、自分のレベルに合わせた自然な会話文やニュース記事を無限に生成できます。
それらを大量に浴びることで、「ベトナム語ではこういう時、こう言う」という感覚が養われ、日本語と同じように「次はこう来るだろう」という予測が働くようになります。

結論:量をこなし、脳を「能動的」に変えよう

リスニング力アップの近道は、耳を鍛えること以上に、脳内の文脈ストックを増やすことにあります。

「聞き取れない」と悩む前に、まずはAIを相棒にして、圧倒的な量のベトナム語に触れてみてください。
文脈が繋がる快感を一度味わえば、あなたのベトナム語学習はもっと楽しく、加速していくはずです。
ぜひ今日から、多読・多聴を実践してみましょう!

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